レピュテーションリスク管理

コーポレート・レピュテーション(企業の評判)は、企業に対する社会からの信頼の表れであり、商品・サービスのブランド価値と両輪をなす、継続的な企業価値向上のための推進力です。

しかし、SNSを含めたインターネットによるコミュニケーションが発展した現代社会では、一つの事故・不祥事によって瞬時にネガティブな情報が拡散し、企業のレピュテーションが大きく毀損されることも少なくなく、危機発生時におけるステークホルダーとの良好なコミュニケーションが、企業のリスクマネジメントにとって非常に重要な課題となっています。 プロアクト法律事務所は、近年飛躍的に重要性が高まっている「レピュテーションリスク・マネジメント」について、以下のサービスメニューを用意しています。

具体的なサービス

1. コーポレート・コミュニケーションの総合支援(広報関連業務の支援)

疎かになりがちな平時の広報/IR業務、コミュニケーション戦略について、リスクマネジメントの専門家としての視点でサポートします。平時においては、適時開示/プレスリリースの要否や内容、マスメディア/SNS対策を含めた広報関連業務へのアドバイスを行い、適切な企業のコミュニケーションを支援します。

※月額制またはタイムチャージ制が原則となります。

2. 想定危機事例に基づくディスカッション/ロールプレイング、模擬記者会見

各企業の事業の特色やリスクマネジメント体制、近時のトピック等を踏まえたうえで、オリジナルの「想定危機事例」を作成し、その具体的な対応方針、情報発表の内容や方法についてグループディスカッションやロールプレイング等を実施します。これら一連の対策を通じて、危機発生時に備えたリスク管理体制の強化提案、危機発生時のシミュレーション作成やトレーニングの実施等について、総合的に「危機に強い体制」の整備を支援します。

さらに、取材対応、模擬記者会見などの「避難訓練」を実施することにより、メディアに対する危機対応能力を養います。提携するコミュニケーション・コンサルティング会社との協力を得ることにより、より現実に近い緊迫感のあるトレーニングを提供することも可能です。

※期間は3~6か月、費用は月額制が原則となります。

※コミュニケーション・コンサルティング会社によるメディアトレーニング、模擬記者会見への参加をご希望の場合は別途費用が必要となります。

3.危機発生時の初動対応支援・事実調査

危機発生時には、初動での事実確認、初期の対応方針策定、ステートメントの起案、適時開示の方針決定、その他各種の情報発信とマスコミへの対応、記者会見の準備・実施など、怒涛のように押し寄せてくる様々な課題に対して、素早く的確な判断・対応が求められます。危機対応チームの立ち上げから、事態の沈静化、再発防止策の策定・発表に至るまでの一連の業務を総合的に支援し、レピュテーションへのダメージを最小化するだけでなく、V字回復への布石を打つための効果的な戦略の策定と実行をサポートします。

※期間は対応終了まで、費用は時間制が原則となります。

4. レピュテーション・マネジメントについての役職員向け研修

レピュテーションは全役職員の行動の積み重ねに対する評価から形成されます。そのため、企業のレピュテーションの維持・向上のためには、全役職員が、レピュテーション・マネジメントに関する知識と意識を向上させることが不可欠です。企業のレピュテーションはどのように作られ、そして、どのような要素が悪影響をもたらすのか。インターネット・SNSの利用方法をどのように考えるか、そして、危機発生時における行動指針や過去の事例からの教訓は何か。御社の実情を踏まえた研修を実施します。

※費用は研修の内容及び実施回数に応じた個別報酬制が原則となります。

PDFダウンロードはこちら